[重要]私がマルタでの学生ビザ取得時のトラブルや必要書類

マルタ
マルタ旅行ってビザは必要なの?
マルタに留学するための学生ビザって?
ビザ取得のためにあらかじめ何を準備すればいいの?
ビザ取得の手順は?

マルタ共和国は、旅行先や留学先として人気となってきております。
しかし、実際に行くとしたらビザは必要なのか?ビザ取得時の注意点はどうなるのかなど気になってきます。

私は、マルタ共和国に長期で語学留学をしていました。その中でビザの取得を経験したわけですが、見事にトラブルが起きてしまいました(笑)

あらかじめ知っておくと対策できることなので、どのようなトラブルが起こったのかについて説明していきます。

この記事を読むことによって、マルタ共和国に短期で滞在する場合と長期で滞在する場合のビザの違い、そしてビザ取得時のトラブルについて理解することができます。

マルタ入国のためのビザ

90日以内の短期でマルタに滞在する場合は、ビザの申請は不要になります。これは、シェルゲン協定によるものです。

ただ、マルタ滞在前後でヨーロッパに旅行をしようとしている人には、注意しなければいけない点があります。一方で、90日以上の長期留学の場合は、学生ビザの取得が必要となります。

まずは、シェルゲン協定についての理解もトラブルにならないために必要なので説明します。

シェルゲン協定とは

シェンゲン協定は、ヨーロッパの人やモノの行き来が自由になることを目的に締結された協定です。この協定に加盟している国であれば、90日の間、出入国審査をなくとも入国できます

例えば、日本からイタリア(イタリアの空港では入国審査あり)に旅行した後、そのままマルタに入国するときは、マルタの空港での入国審査はありません。

シェルゲン協定の26加盟国

オーストリア/ ベルギー/ チェコ/ デンマーク/ エストニア/ フィンランド/ フランス/ ドイツ/
ギリシャ/ ハンガリー/ アイスランド/ イタリア/ ラトビア/ リヒテンシュタイン/ リトアニア/
ルクセンブルク/ マルタ/ オランダ/ ノルウェー/ ポーランド/ ポルトガル/ スロバキア/
スロベニア/ スペイン/ スウェーデン/ スイス
(*2020年8月)

注意点
※ヨーロッパのEUに加盟している国が全てシェルゲン協定に加盟しているというわけではありません。有名な国で言うと、イギリスは加盟していません。

※シェンゲン協定では、ビザなしでの滞在期間は『あらゆる180日間における90日』になっています。これは、過去180日以内にシェンゲン協定加盟国に滞在した日数が90日以内でなければならないということです。

例えばマルタに90日滞在する留学を予定していながら、留学前の1ヶ月でシェンゲン協定内のヨーロッパに旅行をしようと思っているなどは、アウトとなります。

せっかく、20時間もかけてヨーロッパに来ると言うことで、他の国に留学前後で旅行をする方もたくさんいますが、しっかり日数をカウントする必要があります。

90日以上の長期留学においての学生ビザ

90日を超える滞在においては、ビザの取得が必要になってきます。マルタへの学生ビザの場合、現地で学生ビザ取得の手続きを行う必要があります。

日本で用意しなくてはいけない書類なども多くあるので事前準備が必要です。これから、学生ビザ取得に必要な書類を説明していきます。

学生ビザ取得のための具体的な必要書類

パスポート
何も書いていない白紙のページ含めて、全ページのコピーが必要です。マルタ入国時にスタンプを押してもらうページ以外すべて日本でコピーをして行き、現地で更新されたページをコピーすることをお勧めします。

私は、スタンプが押されてあるページと写真のページだけコピーして向かったのでマルタで白紙のページをすべてコピーしなければいけなくなりました(笑)

滞在期間の海外保険
出発日から帰国日までの期間でカバーしていなくてはなりません。また、ユーロで計算されていて、英文で書かれている必要があります。

保険会社に保険料を支払う際に、書類をユーロ建てで英文で送ってもらうことができます。

往復航空券のコピー
帰国便と出発便のEチケットのコピーのことです。

本人の名義による残高証明書
滞在できる資金があるのかの証明で、ユーロ建ての英文で提出しなくてはなりません。渡航の1ヶ月前以内の残高証明にしたほうが良いです。口座に入れとかなければいけない金額としては

*滞在先への支払いが済んでいる場合は、滞在日数×25ユーロ
滞在先への支払いが済んでいない場合は、滞在日数×48ユーロ

パスポートサイズの証明写真 2枚
パスポートサイズの証明写真の提出が求められます。現地の写真館に行くことはできますが、日本から持っていく方が良いと思います。

 

入学許可証などの学校から受け取る書類
入学許可証、学費支払い証明、学校の手配により滞在先がある場合は滞在証明、申請書、ビザレターなどです。

 

ATMの利用明細書
残高証明で使われた口座のカードがマルタで使うことができるかどうかを確認するためのものです。現地のATMで引き落とした時のレシートが必要です。

 

口座のカードのコピー
マルタのATMで使っているカードのコピーが必要です。

学生ビザ手続きの場合の手順

手順1 上記で書いた書類を持って、バレッタにあるビザセンターに行きます。
手順2 ビザセンターでは、軽く必要書類に記入して担当の人と挨拶程度の会話をして終了です。
手順3 ビザ発行の日にまた、ビザセンターに発行されてビザを取りにいきます。

『重要』学生ビザ申請で私が経験したトラブルと注意点

私自身の経験ですが、全て書類を揃えていたにもかかわらず、滞在期間全てをカバーしているビザが発行されませんでした。

ビザが切れる前に、家族に頼んで日本で取らなくてはならない書類を全て送ってもらい、もう1度申請し直して、とても大変でした。

申請料が2倍になりましたし、何より書類を1から集めてもらうのに、とても時間がかかりました。私と同じ時期にマルタにいた日本人も数人同じトラブルが起きていましたが、理由は分かりません。

対策

  • 全部の書類で予備2,3枚持っていくようにしましょう。

トラブルが起きても対応できると思います。

  • ビザを受け取る時に、申請期間を含めその場でしっかり確認しましょう。

私は、それをやりませんでした。正直、そこで訂正したら変えてくれたのかはわかりませんが、間違いに気づいた後日に行っても取り合ってくれなかったので、その場でしっかり確認してください。

  • ビザの発行には、約1ヶ月かかると言われています。ビザの申請中には、他国への旅行は避けましょう。

学生ビザでのアルバイトはできるのか。

学生ビザを取得すると

  • 週20時間以内の労働
  • 滞在13週目以降
  • 許可証の申請
  • 申請費用の支払い

でアルバイトが可能となります。日本食レストランなどで働いている学生がいます。

(※2020年現在)

まとめ。

マルタの学生ビザの取得は、入国前に行うものではなく現地で行います。現地で行うのは心配ということもありますが、必要書類をしっかり持っていくと比較的簡単に取得することができます。ただ、トラブルが起こった時のために、予備の書類を持っていくことを強くお勧めします。

マルタ共和国の治安。より安全に過ごすために入国前に理解しておくべきこと。

マルタ共和国で使われている言語、語学学校のシーズン毎のレベル、雰囲気(マルタ長期留学の経験談を含む)

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